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IPsec(Security Architecture for Internet Protocol又はInternet Protocol Security、アイピーセック)は、データストリームの各IPパケットを認証/暗号化することにより、ネットワーク層でIP通信を保護するためのプロトコル群である[1]。 暗号技術を用いることで、IP パケット単位で改竄検知や秘匿機能を提供するプロトコルである。これによって、暗号化をサポートしていないトランスポート層やアプリケーションを用いても、通信路の途中で、通信内容を覗き見られたり改竄されることを防止できる。
IPsecは、IPv6では必須とされた時期[2]があり、専用の拡張ヘッダが定義されている。一方、IPv4では、利用可能だが必須ではなく、IP ヘッダオプションを利用する。